こんにちは。メタニキです。
今回は、メンズエステ営業中に起こり得る、同業者からの嫌がらせ対策について解説します。
表には出されませんが、どの業界にも同業者からの嫌がらせは存在します。
メンズエステの業界においては特に顕著です。
店舗スタッフはもちろん、純粋な気持ちでメンズエステを利用している方にとっては、大きな迷惑になります。
そんな営業妨害になる嫌がらせは、対策をとって防止したいものですよね。
- これからメンエスを開業したい方
- 現在運営していて嫌がらせに困っている方
- 営業妨害を予防したい方
早速ですが、同業者からの嫌がらせ対策について解説していきます。
同業者からの嫌がらせ対策7選
女性スタッフが被害を受けたり、店舗の経営自体が危うくなるほどの損害を防止するために必要な対策について解説していきます。
正しく嫌がらせへの対処方法を施せば、被害は減るでしょう。
危険を未然に防ぐ方法と合わせて、事前にとる対策を5つ紹介していきます。
- セラピストと契約書を結ぶ
- お客さんに誓約書を書いてもらう
- 防犯カメラやボイスレコーダーを設置する
- いたずら求人の対策をする
- スタッフが近くで待機する
- 悪質な同業者の電話番号や顔写真を共有する
- 絶対に部屋の中は見せない
セラピストと契約書を結ぶ
セラピストには、仕事に入る前に業務委託契約書を結んでもらいましょう。
業務委託契約書の主な目的は、セラピストが性的サービスを一切しないことを誓約するためです。
事前に契約書にサインをすれば、何か言われても女性スタッフが勝手にやったことですのでお店側に責任は問われません。
また、応募してくる女性の中にはメンズエステの仕事を軽蔑している人もいます。
嫌がらせ行為ではないにしろ、マナー違反を平然と犯す場合もあります。
応募者の女性にもしっかりと仕事を認識してもらい、一社会人として下記のようなことを絶対にしないと誓約させるのも目的です。
・性的サービス
・直接営業
・盗難・物損
・当日の無断欠勤
・スカウトに応じる行為
これらの行為をしないよう契約書に明記し、警告を促します。
同時に、身分が証明できる書類の提出を行ってもらいます。
身分証明があれば、かなり大きな抑止力になります。
もし犯罪行為があったとしたら、その情報を元に警察に届けられます。
店舗経営の危機をさけるためにも、女性スタッフにはきちんと業務委託契約書を交わしておくべきです。
お客さんに誓約書を書いてもらう
女性スタッフだけではなく、お客さんを対象にした誓約書も欠かせません。
その理由は、メンズエステが風営法対象外である事実をお客さんに認識させるためです。
性的な目的でメンズエステを利用してもらわないためにも、お客さんに向けた誓約書は必須となります。
そして、同業者にプレッシャーを与える目的で、禁止事項に下記3点を付け加えることが重要です。
・同業者による営業妨害行為
・スカウト、引き抜き行為
・施術を妨げる行為や態度
もしも違反があった場合には、即時警察に通報し、悪質性が高ければ刑事告訴も視野に入れます。
誓約書は営業妨害をする同業者への大きな抑止力です。
誓約書のテンプレートもこちらでシェアしていますので、ぜひご利用ください。
防犯カメラやボイスレコーダーを用意する
防犯カメラやボイスレコーダーは、トラブル防止にはもちろん、有事の際に警察へ提出する証拠となります。
店舗とスタッフを守るための必須アイテムです。
ボイスレコーダーは、施術スペースの鏡の後ろのような人から見えない場所に設置します。
防犯カメラは、施術ルームではなく玄関や待合室(またはロビー)の天井の角に取り付けましょう。
何かあった場合、映像や音声の証拠品を準備して即時刑事告訴に入れます。
注意喚起として、映像と音声をインターネットで晒す手段も有効です。
ただし、ネットでのリスクを伴う危険性はありますので注意してください。
店舗の安全管理やスタッフの安全確保のためにはとても重要です。
開業準備の際は、防犯カメラとボイスレコーダーを必ず備品の中に入れておきましょう。
いたずら求人の対策をする
次の対策として、いたずら求人の対策をすることをお勧めします。
同業者からの嫌がらせは、店舗の営業中に直接攻撃してくるものだけではありません。
むしろ、ちょっとした手間で嫌がらせを出来る、求人系の嫌がらせの方が多いです。
一番多いのは、いたずら求人です。
女の子になりすまして、面接の応募をし、そのままバックレるというパターンが一番多いでしょう。
求人はお店にとって、喉から手が届くほど欲しいお知らせです。
期待をして面接のセッティングをしたものの、いたずらで誰も来ないというのは、店舗にとって負担が多いですよね。
なので、いたずら求人の対策も行なっておきましょう。
スタッフが近くで待機する
次の対策として、スタッフが近くで待機するという方法があります。
これは予算がかかるので、余裕がある店舗のみになります。
専用の待機所や事務所を近くに構えることができたら、スタッフがすぐに対応をすることが可能でしょう。
また、スタッフの家の近くにルームがあれば、同様に監視を強めることも可能です。
何かあった時に、スタッフがすぐに駆けつけることが可能な環境も大切になってきます。
悪質な同業者の電話番号や顔写真を共有する
嫌がらせをする業者の連絡先を共有しておけば、危機対策だけではなく警察から加害者へ直接の連絡ができます。
同じ仲間内で、悪質業者の電話番号や顔写真は積極的に共有していきましょう。
電話番号は量産しにくいため、多くの健全な店舗がそれぞれブロックしていけば、嫌がらせをしづらい環境が作り出せます。
PC操作に慣れているなら、悪質業者の電話番号や顔写真を共有できるホームページを作るのも効果的です。
Excelシートでリストを作って共有するのも一つの手になります。
どこで何があるか分からない業界であるため、共感できる同業者と連携していくことも安全管理には欠かせないことであります。
部屋の中は絶対に見せない
マンション内で経営をしている店舗で、管理会社に通報されて担当者が調査にきてしまったという事例があります。
しかし、調査する担当者の大半は
「マンション内にメンズエステがある」
というタレコミだけで来ています。
何の証拠もない上に、警察のように捜査令状を持っていないので、勝手に部屋を物色することもできません。
「マンションで店舗経営はやっていない」
と説明すれば、大体は引き下がるでしょう。
絶対に、部屋に入られることは避けた方が賢明です。
警察が来た場合も同様です。強制捜査でもないなら、勝手に部屋に押し入ることは不可能です。
毅然とした態度で説明する必要があります。
(強面のケツモチをつける)
こちらについては非推奨ですが、見た目がイカついケツモチをつけるというのも、この業界特有の対処方法になるでしょう。
反社や半グレなんかは、結局そうやって自分達を守っています。
ただ、そういった人間と関わることは避けたいので、これは最終手段になりますね。
実際にあったえげつない嫌がらせ体験談
メンズエステは、普通の会社員や専門職をしている方が副業で開業がしやすいといわれています。
メンズエステ経営者の中には、一般の個人事業主や企業の事業者もいます。
そのため、現在メンズエステ業界はひしめき合っている状態です。
同じ地域に新しいお店が出ると、ライバル店を潰しにかかる行為も見られます。
この章では、実際にあったひどい嫌がらせについて紹介していきます。
- 長時間に及ぶクレーム電話
- 嘘の来店予約でバックレ
- 求人応募の虚偽の予約
長時間に及ぶクレーム電話
一般企業へのクレームとは違い、メンズエステにはいたずら目的の同業者や裏社会の方面からのクレーム電話がかかってくる場合があります。
来店客ではなく、一度も来店したことがないにも関わらず何故かクレームを入れてくるという理解不能な者もいます。
なかなか開店しないことや希望の女性スタッフがいないといった、とても理不尽な電話です。
LINEのメッセージでの暴言もあります。
私のお店では、クレームがやっと終わると思ったら、今度はいきなり相手の世間話が始まることがありました。
女の子が集まらないことに対して同情するといった、意味不明な会話を続けるという意図が全く読みにくい行為をしてきたそうです。
そういった理不尽なクレームは相手にせず、すぐにブロックすることをお勧めします。
嘘の来店予約でバックレ
メンズエステのお店のLINEや電話を通じて、架空の予約を入れてくる事例について紹介します。
予約を受けて、お店のスタッフが準備をするも当日になっても来ないという悪質ないたずらをされたお店も多く存在します。
加害者の中には、同業者がいることも多くあります。
多くの場合は、一般のお客さんを装って行われています。
お店側にとっては、予約をもらって期待しながら準備をしていたのに来ないとは、迷惑でしかありません。
求人応募の虚偽の予約
お店の求人募集でも、面接の予約を入れていたが結局は来なかったというパターンが存在します。
電話をかけても一切繋がらず、いわゆるバックレです。
来なかった人の大半は、いたずらで申し込んだメンズエステの同業者の可能性が大きいです。
SNSを利用して面接へのやる気をアピールしておきながら、当日は何故か来ないという意味不明な者もいます。
他店舗の嫌がらせ事例
私が体験した嫌がらせ以外にも、他店舗の事例を紹介していきます。
- 「卑猥なサービスをされた」と嘘の主張
- マンション管理会社や警察への通報
- 女性スタッフへの嫌がらせ
- 物損・盗難事故
「卑猥なサービスをされた」と嘘の主張
一般客を装って他店のメンズエステ同業者に嫌がらせする行動として、嘘の主張をされることもあります。
セラピストの方は、鼠蹊部マッサージの際に男性器に触れないようにしていたようです。
ところが、ほんの一瞬だけ性器に触れてしまいました。
それだけで、
「性的サービスをされた」
「この店は法律違反をしている」
とお客さん(同業者と思われる人物)が主張して店舗責任者が警察に呼ばれてしまったという話がありました。
メンズエステは性風俗のお店ではないので、性的なサービスは一切厳禁です。
実際、違反して摘発されたお店もあります。
その点につけこんで嘘の主張をし、警察を呼ぶというとんでもなく悪質な事例です。
事案の有無に関係なく、警察に一度呼ばれると対象店舗は監視の対象になる場合がありますので、これほど質の悪いことはありません。
マンション管理会社や警察への通報
近年、マンション型のメンズエステ店舗が増加傾向にあります。
マンションの一室を借りているため、大きく看板を出さずに運営している店舗が大半を占めています。
同業者がマンション型店舗の他店に嫌がらせをする際に、マンション管理会社へ通報する事例もあります。
例え性的行為をしていなくても、通報することによって目を付けられてしまいます。
管理会社や警察に目を付けられると、店舗の摘発リスクが非常に高くなります。
嘘のタレコミをしてくる同業者の存在は、注意が必要です。
女性スタッフへの嫌がらせ
いたずら電話やLINEは無視できますが、客を装って女性スタッフに直接的な嫌がらせをする同業者も存在します。
被害者の中には、周りに相談できる人がいなくて泣き寝入りしてしまう女性もいます。
性的サービスは法に触れるにも関わらず、他店を陥れる目的で女性スタッフに依頼する同業者もいます。
そして警察へ情報を流し、あからさまに営業妨害をする理不尽な事例もありました。
物損・盗難事故
実際に店舗の中を壊したり金銭・物品を盗難したり、一般の人がやるとは思えない犯罪行為をする者もいます。
被害の度合いによりますが、あまりにも壊れていると経営に響いてしまうほどの修繕費がかかります。
最悪の場合、お店の売り上げ金を盗んでそのまま行方をくらます者も存在します。
ここまで来ると、あきらかに犯罪行為ですね。
反社会的勢力が蔓延るメンズエステの業界は、このような危険が伴うことを念頭に置いておきましょう。
メンズエステの営業妨害対策は万全を期して!
業界の性質上、メンズエステの関係には一般社会とは感覚のずれている人間が多いのは紛れもない事実です。
いわゆるケツモチといったバックがあれば嫌がらせ対策にはなるそうですが、彼らも反社会的勢力の一員ですので何があるかは分かりません。
一歩間違えば、警察のお世話になる可能性があります。
店舗や勤務するスタッフを危険に晒さないためには、事前に徹底した安全対策をしておくべきです。
お店自体もそうですが、女の子を被害に遭わせないようにしましょう。
これからメンズエステを開業しようとしている方には、業界特有の複雑な事情はぜひとも頭に入れておいてほしい事実です。
客としてお店を利用したり、スタッフ求人に応募したりする場合でも、しっかりとメンズエステの秩序を守る必要があります。
メンズエステ業界の課題は、業界そのものの健全化にあります。
しかし、業界全体が健全になるには恐らく相当な時間がかかります。経営者の方は、反社会的勢力が相手でも毅然とした態度を取ることが必要でしょう。