こんにちは。メタニキです。
このメディアでは、他のメンズエステのコンタルタントや開業支援のブログのように、成功する方法だけを伝えたいわけではありません。
実際に私が経験をして失敗してきたことも沢山あり、それを共有することで、皆さんがしなくてもいい失敗を少しでも減らして結果的に経営がうまくいけばと考えています。
今回は私のプロフィールやメンズエステ経営に失敗した流れも含めてご紹介したいと思います。
その過程には沢山の不運や失敗があり、そのあたりの話を赤裸々に公開していこうと思います。
ぜひ読んでいただき、メンズエステの経営の参考にしていただければと思います。
メタニキのプロフィール
まずは、私の簡単なプロフィールをご紹介します。
- 年齢：28歳
- 職業：メンズエステ開業プランナー
- 趣味：ヘビィメタル鑑賞
- 本業：セールスコピーライター
自己紹介をするこんな感じです
私は今の職業になるまでは、いくつかの会社でサラリーマンをしながら副業に励んでいました。
しかし、副収入が多くなりすぎたせいで会社に副業がバレてしまい退職させられました。
その後は、個人事業主として副業でやっていた仕事を続けながら投資などもおこなっていました。
その中で、メンスエステ起業をやることになるのですが、メンズエステ起業に至った経緯やその後の流れを詳しく話していきます。
開業準備編
まずは開業準備の期間に起きたこ失敗談について共有します。
突然のメンズエステ起業の誘い
メンズエステの起業は、友人からの誘いでした。
この友人とはギャンブル繋がりで、あまり信用できる人物ではありませんでしたが、古くから知っていたこともあり、話だけもいうことで会うことになりました。
話を聞いてみると、この友人の後輩が広告代理店で働いており、その後輩から「今流行っているメンズエステを始めてみないか？」と誘われているという話でした。
詳しいビジネスモデルなどを聞くと、仕事の流れはなんとかく把握できたのですが、肝心のお金は誰がどれくらいの割合で出すのかというのは曖昧なままでした。
最初はあまり乗り気ではなくとりあえず聞くだけ聞いてみようというのが私の正直な気持ちでした。
しかし、私の性格が災いし次第にこの話に巻き込まれていくことなります。
カフェに呼ばれて、開業前提で広告代理店と打ち合わせ
2021年1月に１回目の話し合いをすることになりました。
その時のメンバーは以下です。
- 私
- 最初に声をかけてきた友人A氏
- その友人A氏の後輩である広告代理店のB氏
- 元々知り合いだったスカウトマンC氏
話している内容といえば最初の時と同様に、とにかく今はメンズエステが儲かるということでした。
後から考えると、この手法は完全にマルチ商法などの勧誘と同じです。
ABC（ホイラーの法則）手法と言って、今回の場合だと「勧誘者（後輩B氏）」「紹介者（友人A氏）」「聞き手（私）」という構図で、執拗に儲け話を繰り返して勧誘するという手口です。
３人のうち２人は元々の知り合いでもあるし、メンズエステで稼ぐ方法もまんざらおかしい内容でもなかったのでいつの間にか真剣に聞いていました。
ただ、話しているうちに私が全額出資するという前提でどんどん話が進んでいき、そこに関しては違和感を感じてはいたものの、最終的に成功して稼げれば問題ないという気持ちが勝ってしまい結局その話に乗ってしまいました。
出資金さえ自分が出せば、友人A氏と広告代理店の後輩B氏とスカウトマンC氏がそれぞれ運営してくれて、自分は何もしなくても利益だけが出ると考えて参加する気満々でした。
考える暇もなく広告掲載の契約
ここまではトントン話が進んできいましたが、同時に悪夢の始まりでもありました。
まず最初に契約したのが、広告掲載でした。
今思えば、私が心変わりをする前に「メンズエステを開店する」という既成事実を作りたくて広告掲載を急かされたのかと思います。
とりあえず女の子とお客さんを集めようということで、特に精査もしないまま勧められた業者と広告掲載の契約を済ませました。
オープン編
続いては、オープンへ向けた期間に起きた経験談についてシェアします。
名義を借りて物件契約を試みるが審査が通らずオープンが遅れる
広告掲載も決まってしまったため、次はお店を構えるための物件契約です。
マンションの一室を借りて始めるということで、賃貸契約が必要となったのですが、友人A氏が「知り合いの会社経営者が名義を貸してくれる」というので、その人の名義で契約することになりました。
会社経営者なので簡単に審査が通ると思っていたので、ここはスムーズにいくかなと思っていたらそんなことはありませんでした。
そのA氏の知り合いは、会社経営者であることは間違いないのですが、経営もあまりうまくいっておらず個人所得が非常に低かったために審査に落ちてしまったのです。
審査も通らないような知り合いを連れてきた知人A氏には腹が立ちましたが、すでにオープンしてるべき時期だったため焦りながらも後戻りできないと感じていました。
結局自分の名義で物件を契約、さらにオープンが遅れる
知り合いの名義では契約ができなかったため、私の名義で改めて物件を探すことになりました。
とにかく早くオープンしたかったため、そこそこの物件を契約することにしました。
契約などの手続きがあり、入居は2月15日に。
すでに2週間もオープンが遅れていて、広告だけは掲載していたので、少ないながらもお客さんから予約が入っていましたがもちろんキャンセルしてもらうことに。
その間にも広告料は取られますし、女の子の求人広告には全く反応がない状態です。
最悪のスタートだと感じながらも、なんとか最終的に成功することだけを考えていました。
オープンするも部屋の準備が間に合わずに信用が下がる
部屋の引き渡しが終わったので、1日でも早くオープンするために自分で備品や消耗品を用意しました。
私自身、メンズエステの経営は初めてで何を用意していいのかもわからず、時間にも迫られていたので開店準備は本当に苦労しました。
オープン予定日になっても全員集合せず、ダラダラと部屋作りが進み、結果オープン日に間に合わず。
部屋ができても、肝心の女の子がこの時点でも集められていません。
用意されていたはずのセラピストが全員バックレ
友人A氏は、「女の子2名は確実に用意できるから求人で人が集まらなければその2名を働かせる」と言っていたが、結局その2名も連絡が返ってこないという理由で集まらず。
お店はあるのに女の子がいないために、ここでも何件かの予約の問い合わせを断りました。
広告を見た近所のお客さんのようでしたが、女の子がいないという理由で断ったことで信用はかなり落ちていたと思います。
広告は出ているのに、問い合わせたら女の子がいない店なんて、どんだけ計画性ないんだよと私なら感じます。
協力者であるはずの3名が全く協力的ではないことと、お店が思うようにオープンできないストレスでこの頃は本当に辛い日々でした。
1ヶ月分の広告費が水の泡に
女の子とが全く集まらずに１ヶ月が経ちました。
もちろんその間には、広告費も家賃も水道光熱費も全て発生しています。
この頃には求人広告からたまに応募は来るようになっていました。
女の子の面接をするのはスカウトマンのC氏です。
何度か面接はしてましたが、一向に採用したという知らせは来ません。
ほとんどの女の子は面接にきても、その後連絡なしでバックれている状態でした。
面接がそこそこうまくいっても、スカウトマンが出勤まで繋ぎ止めることができず、全員バックレです。
全く女の子が集まらない状況で、スカウトマンのC氏がスカウトに出てくれたことも一度か二度ありましたがそれも不発。
知り合いのホストを経由して、お客さんを斡旋してもらおうとしても、全て失敗しました。
お店はあるのに女の子がいないという異常事態のまま、月日だけが過ぎていきました。
廃業編
続いては、廃業が確定し、どのようにお店を閉じたのかをシェアします。
広告掲載期限が切れた後に、代理店から延長打診がありブチギレ
そうしているうちに最初の広告掲載期間が終わりました。
もちろんまともに営業ができていないので、無駄な出費です。
しかし、そんな時に広告代理店の後輩B氏から連絡があり、まさかの広告掲載の延長を打診してきました。
部屋こそ準備できたものの肝心の女の子が集まらず、これまでも予約の問い合わせを全て断ってきたというのに、何もなかったかのように掲載延長の話をされたときは流石に私も呆れました。
そもそも、物件も何も決まっていない状態で、広告掲載を急かされた点もおかしいと感じました。
私ははっきりと掲載延長を断りました。
追加の出資はせずに廃業を決断する
広告の掲載延長をしつこく言ってきたので、「どうしても広告掲載して欲しいなら私以外の二人に頼んでください」と伝えました。
もちろん二人はそれを拒否し、ここで廃業が決定しました。
広告代理店のB氏は、広告媒体だけ紹介して自分の手数料を稼ぎ、残りの二人はメンズエステが上手くいった時だけ、利益をおいしくもらおうとしていたわけです。
もちろん、私も見切り発車でお金を出してしまし、なんとなくうまくいくだろうと安易な考えだったためにこんな結末になってしまったと思っています。
ただ、私以外の3人が強く勧めてきたビジネスで、彼らにもある程度責任あると感じていたため、改めて私を含めた4名で集まっって今後の処理のことを話し合うことになりました。
みんなで損害を補填して事業売却先も探すとのことだったが
最後の話し合いでは、物件や備品を整理した後に残った残債をみんなで均等に負担するという方向にいきました。
ここに関しては友人A氏も、「知り合いに頼んで整理する」と言ってくれたため少し安心はしていました。
今まで、見ているだけで何もしてこなかった友人A氏も少しは罪悪感を持って行動してくれたのだと思いました。
しかし、話し合い後に友人A氏からとはなかなか連絡かつきづらくなり、たまに返事があっても「今知り合いにかけあってる」というだけ。
結局、1ヶ月後には「やっぱり物件の引き取り手は見つからなかった」という結果に。
実際は真剣に探してはおらず、物件の借り手も私がどうにかして探してくれると思っていたようです。
最後まで何一つ期待に応えてくれない友人A氏への怒りと、最後くらいはと信用した自分への自己嫌悪でいっぱいでした。
M&Aサイトで売却交渉中
もう人に頼ることはしないと決めたので、自分ではやったことのないM&Aのサイトに登録し物件と備品をセットで売れるように募集をかけました。
そうするとすぐに何件か内見の希望がありました。
確かに、メンズエステを開く物件と備品が揃っていると始める人にとっては非常に都合のいいことです。
ここまでが、私の最初のメンズエステの失敗のお話です。
自分で振り返ってみても情けなくなるような失敗やミスを沢山してきたなぁと感じます。
今回、詳細を明らかにしたのも、これからメンズエステの経営を考えていらっしゃる皆様に、一つでも参考になる出来事があれがとの思いからでした。
新しいビジネスを立ち上げるというのは、むしろ順調じゃないことが多く、悩んだ時には冷静な判断ができなくなりミスを犯しがちになります。
今回の話が皆様の少しでもお役に立てれば幸いです。
失敗しないための具体的な開業手順について知りたい方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
