こんにちは。メタニキです。
今回の記事では最近転換や開業が増えている、出張派遣型のメンズエステについて解説したいと思います。
出張派遣型への転換を考えている
出張派遣型の開業方法を知りたい
このような方はぜひ最後までお読みいただき、出張型メンズエステの基礎について学んでください。
メンズエステの種類
まずは最初の知識として、メンズエステの種類について解説したいと思います。
メンズエステは一般的にマンション型を指すことが多いですが、最近では出張型も注目されています。
実はその出張タイプにも2種類存在しますので、そちらについて違いを解説したいと思います。
- マンション型メンズエステ
- 出張派遣メンズエステ
- 出張風俗(デリヘル)
マンション型メンズエステとは?
マンション型メンズエステとは、従来からあるマンションで営業するタイプのメンズエステになります。
ほとんどは住宅用のマンションをエステにするので家賃がとても安く、利益率が高いことから開業が増えていました。
しかし昨今、摘発も増えていますので、それを不安に思って出張型に興味が出ているオーナーが増えています。
マンションで営業すること自体は法律上全く問題がないのですが、万が一性的なサービスとして見られてしまった場合、風俗の届出があった方が安心ではあります。
ただ、風俗の許可や届出はマンションでは絶対に不可能なので、完全な安全を考えると出張型にするしかないという状況です。
出張メンズエステとは?
次に出張エステについて解説します。
これはマンション型と同じく性的なサービスは一切ないリラクゼーションが前提となります。
届出など出さなくても開業することが可能ですが、性的なサービスをしてしまうと風営法的にアウトです。
ただしマンション型よりもバレる可能性が低くなりますので、無届けの出張メンズエステがコスト的にも一番良いでしょう。
出張風俗(デリヘル)とは?
風営法の許可を取っているメンズエステと謳っているお店が最近増えましたが、実態はデリヘルの届出を出して営業しているということになります。
デリヘルの届出を出すと、性的なサービスをしても摘発をされることがありません。
なので、あくまでメンズエステがコンセプトのデリヘルを経営することになります。
サービス内容はお店の自由なので、性的なサービスができない出張メンズエステとして集客するのも自由です。
そして万が一性的なサービスがあったとしても、保険として届出を出しているのでお咎めなしです。
これが今一番安全な経営方法になります。
出張派遣メンズエステってどうなの?
それを踏まえて出張メンズエステってどうなの?というお話に移ります。
無届けと届出済みの出張エステがありますが、双方にメリットとデメリットがあります。
出張型のメリット
まずは出張型メンズエステのメリットについて紹介します。
- 備品や消耗品が少ない
- 光熱費がかからない
- 摘発リスクが少ない
備品や消耗品が少ない
出張型の場合、用意する備品や消耗品が少ないのが特徴です。
その理由としては、ホテルに派遣するのが一般的なので、そのホテルの備品や消耗品を使えるからです。
マンション型の場合は全ての備品や消耗品が必要ですが、派遣型では最低限の荷物で済みます。
その点の経費は少ないので、マンション型よりも開業準備が楽になりますね。
光熱費がかからない
こちらも同様にホテルを利用するので光熱費はかかりません。
マンション型だとそれなりに光熱費がかかりますので、それに比べたら経費が安くなるのがメリットです。
特には派遣型では、お客さんがホテル代を出すケースが一般的ですので、その点でも経費が浮きます。
摘発リスクが少ない
派遣型経営のメリットはなんと言っても摘発リスクが圧倒的に少ないことです。
マンション型の場合、警察に目をつけられやすかったり、管理会社や近隣住民からバレるケースも多いです。
それに比べて派遣型ですと、アンチも少ないですし、そこまで警察も目を光らせていないので摘発リスクが少ないです。
デリヘルの届出を出せば、性的なサービスによる摘発リスクはほぼゼロになります。
厳密には本番行為はNGですが、今やデリヘルで本番なんて当たり前に行われています。
デリヘルが本番で摘発されるなんてことは滅多にありませんので、その点の心配もいらないのがメリットです。
出張型のデメリット
続いて出張型のデメリットについても紹介しておきます。
- 車が必要な場合がある
- デリヘルの届出を出す場合は大変
- デリヘルが競合になる
- メンエス媒体に掲載出来ない
車が必要な場合がある
出張する場合、女の子の移動が必要になりますので、車が必要な場合があります。
エリアを限定しているのであれば、女の子に移動を任せることやタクシーで代用することも可能です。
どちらにせよ移動にかかる経費が必要になりますので、派遣ならではの経費が発生するのがデメリットとなります。
デリヘルの届出を出す場合は大変
デリヘルの届出を出す場合はさらに大変になります。
届出を受理してもらうには、事務所として使う物件の許可が必要だったり、面倒な手続きを踏む必要があります。
その分経費も増えますので、デリヘルの届出を出してメンズエステを行う場合、経費が増えるというデメリットがあります。
デリヘルが競合になる
派遣型のメンズエステにする場合、競合がデリヘルとなってしまいます。
今まではマンションでの施術で特別感がありましたが、出張型だとほぼデリヘルです。
性的なサービスができないデリヘルとなってしまうと、風俗エステと比べて見劣りしてしまいます。
その分付加価値をつける工夫が必要です。
ただ、性的なサービスが出来て当たり前のデリヘルよりも、出来ない前提のマッサージで、性的サービスが出来た方がお客さん的には嬉しい部分もあります。
その需要も当然ありますので、お客さんのニーズさえ掴めば問題ないでしょう。
メンエス媒体に掲載出来ない
風営法の届出を行う形式にすると、実質風俗の扱いになりますので、メンエスの集客・求人媒体に掲載出来なくなります。
その代わり風俗媒体への掲載が必要になりますので注意が必要です。
店舗型との比較
マンション型メンズエステとの比較をしてみましたので参考にしてください。
出張型 | 出張風俗(デリヘル) | マンション型 | |
---|---|---|---|
開業費用 | 20万くらい | 100万〜300万 | 100万円くらい |
届出や資格 | なし | あり | なし |
維持費 | 10万〜20万 | 20万~50万 | 15万〜30万 |
備品 | 少ない | 少ない | 多い |
消耗品 | 少ない | 少ない | 多い |
安全性 | 低い | 低い | 高い |
摘発危険度 | 中 | 低 | 高 |
結局はマンション型が一番経費が少なくて楽であることは変わりません。
摘発のリスクと天秤にかけても、まだマンション型の方が諸々有利です。
その点も加味して、出張型への転換を考えてみましょう。
一番オススメはマンション型で稼いで資金をためてから出張型に移行するパターンです。
出張型メンズエステに必要な手続きや届出
それでは実際に出張型メンズエステを開業する場合、どのような手続きや届出が必要なのか解説します。
マンション型よりも厄介になる場合があるので、一つずつ丁寧に行っていきましょう。
義務のある届出はなし
メンズエステやそこらのエステで行われているマッサージは、なんちゃってマッサージです。
いわゆる【揉みほぐし】という行為で、医療行為ではなく、その効果にエビデンスはありません。
なので効果を謳うことはNGとなります。
現場では揉みほぐしを行っていても、マッサージと謳って集客をしても良いのです。
本格的なマッサージなんて、無資格のセラピストが出来るわけがないので、その点の心配はいらないでしょう。
本格的なマッサージを謳う場合は必要
医学的な効果を謳って本格的なマッサージを謳う場合、上記の国家資格が必要となります。
風俗サービスを提供する場合はデリヘルと同様の届出が必要
問題はここです。
万が一性的なサービスをしても違法にならないために、デリヘルの届出を取っておくパターンがあります。
その場合、『無店舗型性風俗特殊営業』という届出を警察に提出する必要があります。
この届出が受理されると、派遣風俗として性的サービスまですることが可能です。
しかし、ただ届出をすれば良いという単純な話ではなく、届出には以下の書類が必要になります。
- 無店舗型性風俗特殊営業届出書
- 営業方法説明書
- 使用承諾書
- 事務所平面図
- 待機所の使用承諾書
- 待機所の平面図
- 営業者住民票
デリヘルを開業するためには、事務所として使用する物件と待機所に利用する物件が必要になります。
それぞれ同じ場所でも問題ありませんが、物件オーナーからの使用承諾書が必要なので、許可物件を探す必要があります。
当然家賃もかかりますで、この点が一番厄介となります。
提出先が警察ですので、厳しいチェックもされ、書類を書くだけで簡単に開業とはいかないのが現実です。
場合によっては行政書士の協力が必要なケースもありますので、その点は覚悟しておきましょう。
出張メンズエステに必要な備品や消耗品
続いて出張メンズエステを開業するために必要な備品や消耗品について紹介していきます。
主に必要となるのは以下になります。
契約書類
女の子と結ぶ業務委託契約書と誓約書は必須です。
仕事としてキッチリ業務を行なっていただくために、契約書は絶対に結んでおきましょう。
便利なテンプレートを配布していますので、こちらからご利用ください。
備品
備品についてまずは紹介します。
- オイルウォーマー
- 防水シート
- コスチューム
- お金入れ
- 受付スマホ
- 女の子用スマホ
- タイマー
- 事務所用備品
オイルウォーマー
マンション型のメンズエステによくあるオイルウォーマーです。
同様のオイルマッサージを行う場合、オイルウォーマーが必要になるので持ち込むことになります。
ホテルに着いたらすぐに電源を入れて、お客さんがシャワーから出てくるまでの時間で温めることになりますね。
防水シート
オイルやローションをそれなりに使用する場合、ベットのシーツが汚れてしまう可能性があります。
そのためホテルに配慮するのであれば、防水シートを持ち歩いて利用することをオススメします。
丸めて持ち運びしやすいシートがオススメです。
コスチューム
セラピストが着用するコスチュームです。
届出なしの派遣メンズエステでは谷間などを出さない控え目な衣装がオススメ。
届出済みであれば、どんなに露出が高い衣装でも問題ありません。
店舗のコンセプトによってお好きな衣装を用意しましょう。
お金入れ
お釣りや売上金を入れるためのお金入れです。
多くの店舗では簡易的なジップロックに入れて持ち歩くことが多いので、経費は安く済みます。
受付スマホ・女の子用スマホ
事務所で受付をする用の電話と女の子に持たせる電話が必要になります。
多くの店舗では中古のスマホやガラケーを最低限の連絡手段として用意していることが多いです。
電話さえできれば良いので、なるべく安く済ませましょう。
タイマー
時間を測るためのタイマーです。
時計でも良いのですが、アラームが鳴った方がわかりやすいので、タイマーをオススメします。
事務所用備品
デリヘル形態にする場合、事務所が必要になりますので、諸々の事務所用品が必要になります。
パソコンデスクやパソコンなど場合に応じて揃えましょう。
最悪パソコンとスマホさえあれば業務は出来ると思います。
消耗品
続いて消耗品について紹介します。
基本はホテルにないものを自前で用意します。
- マッサージオイル
- ローション
- 紙パンツ
マッサージオイル
メンズエステの施術で利用するマッサージオイルになります。
それなりの量を購入しておくことをオススメします。
ローション
施術の内容によってはローションが必要になると思います。
風俗エステの形態だとマッサージオイルよりもローションを利用し、より風俗サービスに近いプレイのところが多いです。
紙パンツ
メンズエステで御用達の紙パンツです。
紙パンツでのプレイが好きな方も多いので、出張メンズエステを行う際も基本は必要になるでしょう。
出張メンズエステ開業に必要な費用・経費
続いて出張メンズエステの開業に必要な費用や経費について解説します。
経費についてはデリヘルの届出の有無で大きく変化します。
また車の有無でも大きく変化しますので、自家用車がすでにあって代用できる方は経費が浮きます。
相当な経費がかかりますので、それなりに準備して開業に挑みましょう。
主な開業資金
開業に必要な資金について参考価格を掲載します。
- 備品代:50,000円〜
- 初期消耗品代:30,000円〜
- 物件取得費用:500,000円〜
- 車:500,000円〜
- 行政書士費用:50,000円〜100,000円
計:118万円〜
どんなに最低でもこれくらいの経費は必要です。
物件取得費用と車の金額が大きいので、一般的には200万円〜400万円程度の開業資金が必要と言われています。
内容によって大きく差が出るため、事前にリサーチした上で開業を検討しましょう。
ランニングコスト
続いては毎月のランニングコストについて解説します。
- 事務所家賃:200,000円〜
- ガソリン代:50,000円〜
- 消耗品代:30,000円〜
- 集客広告費:50,000円〜
- 求人広告費:50,000円〜
計:380,000円〜
最低でもこのくらいはかかるでしょう。
派遣型とはいえ、届出を出すとこのくらいの経費がかかってしまうので一筋縄ではいかないでしょう。
出張型への転換や開業を検討した方がいい?
最後に、出張型への転換や開業を検討した方が良いのかについてまとめます。
摘発対策としてアリ
出張派遣型のメンズエステは届出の有無に関わらず摘発のリスクがかなり低いです。
その点摘発対策として検討するのはアリです。
同時並行で営業する
既存のマンション型メンズエステと派遣エステを同時並行で行うのもアリです。
その場合、マンション型の存在で摘発リスクは変わりませんが、新たな客層を取ることに役立てます。
お茶引きをする確率が下がりますので、同時に行うというやり方もアリですね。
マンション型で資金を稼いで完全転換
そして資金面とリスクを考えると、マンション型で結果を出した後に、派遣型に完全転換するのが理想でしょう。
マンション型は経費が少ないので利益率が高く、上手くいけば資金を貯めることが可能です。
その貯めた資金を活用して、派遣型のメンズエステに移行すれば、リスクを回避しつつ収益を上げることが可能です。
なので、まずはマンション型メンズエステの開業をしてみて、派遣エステに転向するのかを検討しましょう。