こんにちは、メタニキです。
今回のテーマは、セラピスト教育についてです。
メンズエステ経営の肝になるのが、集客とセラピストの採用の2つだということは他の記事でも解説していますが、セラピストの質という点も経営を占う重要な要素になります。
リピーターを増やすためにサービスの質を高めたい。
セラピストへの教育を怠るリスクとは?
そもそも、セラピストへの講習のやり方を知りたい。
など、これからメンズエステを始めようと考えている方も、今のお店をさらに成長させたい方も必見の内容となっています。
ぜひ、最後まで読んでいただき、参考にしてください。
セラピストへの講習が必要な理由
まずは、基本的な考え方を頭に入れておきましょう。
講習を行う意義を理解しないまま進めてしまうと、重要なポイントが抜けて効果的な講習ができなかったり、後からトラブルを招くこともあります。
ここでは、私の考える3つの理由をあげて、解説していきます。
- メンズエステの施術は特殊なため
- 満足度&リピート率アップ
- 摘発対策
メンズエステの施術は特殊なため
メンズエステは、男性のリラクゼーションを目的としたマッサージ等のサービスを提供する業態です。
整体マッサージのような特別な資格は必要なく、性風俗のような性的好奇心を満たすようなサービスも提供しません。
それ故に、両者の間に位置するような、メンズエステ独特のマッサージを覚える必要があります。
ここなくして、まともなメンズエステ経営はできないと言っても過言ではありません。
基本的なマッサージの取得は必須です!
満足度&リピート率アップ
セラピストのサービスの質はお店の売上に直結します。
メンズエステユーザーの多くは、お店ではなく、セラピストを目当てにしてメンズエステを利用します。
満足度の高いサービスを提供できるセラピストには、必然的にリピーターが付き、お店の安定経営の基盤になるのです。
良い商品・サービスを提供し、ファンを獲得するということは、どの業界、業態にとっても経営の基本ですね。
摘発対策
ここはメンズエステ特有の事情によります。
風営法では、性風俗特殊営業の基準を「客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」と定義しており、メンズエステはこれに抵触しない、ギリギリのサービスの提供を求められます。
セラピストの多くは、この風営法の基準を知らないため、無意識に又はお客の求めに応じて性的サービスを行ってしまうリスクが生じます。
それが常態化すると、いずれ警察の目にとまり、摘発という事態にも発展します。
セラピストへの教育、そしてお店のリスク管理という意味でも、講習は必要なのです。
メンズエステの講習の種類と内容
次に、メンズエステにおける、講習とはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、一般的な3種類の講習とその内容について、紹介していきます。
- 新人講習
- 定期講習
- 外部講習
新人講習
お店に入店したセラピストがデビューまでに受ける講習です。
メンズエステ経験者であれば、すぐに実戦デビューは果たせますが、業界が初めてのセラピストにとっては必須の講習となります。
店内のベテランセラピスト、又は外部から講師を招いて、基礎的な施術スキル、接客、ルーム管理のマナーを学んでいきます。
まったく経験がない女の子に対しては、少なくとも3回は講習を受けてもらいたいところです。
定期講習
セラピストのスキルアップのために、店側で定期的に実施する講習です。
実戦の場で、腕を磨くという考え方もありますが、誤ったやり方を覚えていたり、スキルの幅が広がらなかったりする場合もあるため、定期的に店側で開催することをおすすめします。
セラピストのサービスの質が上がれば、お店の売上にもつながりますし、セラピストのお店への愛着が増し、退店予防にも効果があります。
外部講習
その名のとおりお店の外で行われている講習会のことです。
メンズエステの界隈には店舗向けに講習を行なっている個人や業者が複数存在しており、割と便利な存在です。
多少の経費はかかりますが、メンズエステ未経験のセラピストへの講習は必須となるでしょう。
オイルマッサージに限らず、ヘッドスパやハグヒーリングなどの専門的なスキルを外部講師、又は知り合いのセラピストから教わります。
中には、美容関連の資格取得のための講習などもあります。
セラピストの施術レベルが上がり、お客の満足度も上がれば、お店にとってメリットでしかないので、前向きなセラピストには、店側からサポートしてあげることをお勧めします。
セラピストへの講習はどのようにする?
では、これらの講習をいざ実施する場合、どのようなやり方があるでしょうか。
ここでは、想定される5つのケースを紹介し、それぞれの特長について解説していきます。
- 自分で行う
- 施術動画を見せる
- 経験のある在籍セラピストに依頼する
- 外部講師に依頼する
- 外部講師に 指導してもらった在籍セラピストに依頼する
自分で行う
セラピスト経験者が、独立してメンズエステをオープンする場合に有効です。
自らの培った技術やお店のコンセプトを直接、伝えられるという点がメリットですし、実施コストも安く抑えられます。
ただ、ご想像のとおり、セラピスト経験者でないとできない方法ですので、実践できる方は稀だと思います。
施術動画を見せる
あらかじめ録画した動画や外部コンテンツによるオンライン講座です。
場所や時間を選ばない点で効率的で、復習として何度も見返せる点がメリットです。
デメリットとしては、やはりマッサージは手を動かしてなんぼの世界ですので、講習の成果が未知数なところです。
また、分からない事や質問を、直ぐに聞けない点もデメリットになります。
メインではなく、講習の予習や復習のために、サブ的に利用するのが現実的です。
経験のある在籍セラピストに依頼する
在籍のセラピストの中で、キャリアが長く、テクニックやコミュニケーション力に定評のあるセラピストにお願いする方法です。
新人講習や定期講習で、よく見かけるのが、このやり方です。
講師ができるセラピストがいるかの問題はありますが、該当するセラピストがいれば、融通も利きやすく、実施費用も抑えることができます。
外部講師に依頼する
在籍に講師レベルのセラピストがいない場合に行われる方法です。
特に、開業当初で内輪に講師をお願いできる人がいない場合がほとんどですので、外部から講師を招く必要があります。
講師料はかかりますが、しっかりとしたスキルと経験をもった講師であれば、それに見合う成果は得られると思います。
また、外部講師であれば得意とするマッサージも様々で、講習の目的に合わせて講師を選べる点はメリットです。
外部講師に指導してもらった在籍セラピストに依頼する
外部講師から習得した技術やマナーを、お店の中で広めていくパターンです。
一番のメリットはコスト面で、毎回、毎回、外部講師にお願いするよりも安く済みます。
ただし、間接的な技術の伝達になってしまうため、在籍セラピストの力量によっては、中途半端な成果になる可能性もあります。
外部講師に指導してもらうセラピストは、それなりに経験があり、講師としてコミュニケーション力が高い方にお願いすると良いでしょう。
メンエス講習業者の探し方
最後に、外部講習の探し方についてです。
ここでは、基本的な4つの方法を解説していきます。
検索で業者を探す
「メンズエステ 講師」などのキーワードで検索をかけると、多くは講師の情報がヒットします。
また、少数でメンズエステスクールのような講習会がヒットします。
前者は、店側が講師を募集しているパターンで、専用の求人サイトに求める条件などを登録しておけば、応募者との面談を経て、講師を採用できます。
一度、応募者と面接ができる分、納得のいく講師に出会えるというメリットがありますが、募集から実施までに時間を要するのがデメリットです。
後者のメンズエステスクールには専属の講師がいるので、出張講習という形で自店にお招きして、講習を行ってもらうこともできます。
しっかりとしたスクールの講師であれば、技術面、指導面でも安心ができます。
それ以外にも単発で講習を依頼できる個人も多くいるので、その都度利用を検討しましょう。
Twitterで探す
もっとお手軽な方法がSNSの利用です。
最近では、プロフィール欄やアカウント名に講師ができることを謳っているセラピストが多くいます。
在籍のお店や、セラピスト歴、有資格などを見比べながら、DMなどを通して、講師をお願いすることができます。
ただし、プロフィールの信憑性は薄いので、結果として思ってたのと違うといったことが起こりうることも覚悟しておきましょう。
人のネットワークに頼る
インターネットもSNSも疑わしいと思った時の最終手段は、人を介して探す方法です。
セラピスト出身のオーナーであれば、知り合いのセラピストや以前、講習を受けたことがある講師など、自らの人脈を駆使して探すことができます。
また、他店の知り合いのオーナーや在籍のセラピストに、講師を紹介してもらうという手もあります。
これだと、紹介を依頼された側は、メンツを保つためにそれなりの講師を紹介してくれるでしょうから、Twitterなどで探すよりも失敗は少なくなります。
以上、セラピスト講習の必要性と実施方法の解説でした。
皆さん、しっかりとイメージは付いたでしょうか?
繰り返しになりますが、セラピストが提供するサービスの質は、お店の経営を占う重要な要素です。
しっかりと取り組めば、集客やセラピストの定着にもつながり、経営の下支えになってくれるでしょう。
ぜひ、この記事の内容を頭に入れて、実践してみてください!